モラルハラスメント

精神的な暴力、言葉の暴力を指し、モラハラとも省略されます。相手の質問に答えない、ため息をつく、誰に食べさせてもらっている、舌打ちをする等の言動がモラルハラスメントに該当すると言われています。

モラハラの事実を立証できた場合、離婚原因となるかどうかは(裁判所が離婚の判決を出してくれるかどうかは)、婚姻を継続しがたい重大な事由とまでいえるかどうかによります。数回のモラハラ行為では婚姻を継続し難い重大な事由があるとは認められにくいでしょう。したがって、日ごろ、夫から言われたモラハラの事実は、日記やメールに記載したり、録音したりして、多くの事実を裁判所に提出できるかどうかが重要となります。

また、モラハラをされたことにより慰謝料請求ができるかどうかについても、暴力や不倫の場合とは異なり、数回のモラハラ行為により慰謝料が発生するとは認められにくいでしょう。したがって、離婚原因と同じように、日ごろ、夫から言われたモラハラの事実は、日記やメールに記載したり、録音したりして、多くの事実を裁判所に提出できるかどうかが重要となります。