調停がまとまりやすい時期について

今日は、当職の経験から、調停がまとまりやすいと感じている時期についてお話ししたいと思います。もっとも、経験上、当職がそのようなことが多かったと感じているにすぎず、離婚事件は多種多様な形態があるため、一般的に該当するというものではありません。

調停については、調停を申し立てたとき、ないし申し立てられたときから2、3か月以内に解決まで至ることは少ないと思いますが、調停申立後に3か月~6か月経過して、年末を迎えようとする場合、年末前のタイミングで、合意に至ることがままあります。これは理論的ではないのですが、両当事者が新しい年を迎える前に解決したいという意向が働くことによるようです。また、お子様がおられる場合は、新学期前に解決したいという意向が働くこともあって、3月ないし若干ずれて4月にまとまることがままあるように思います。